202106.10
賢者のような表情のこの犬のは"Blue"
napを代表する犬だ。
「Blue Boy Workers」レーベルのモデルにもなっている。
napはこの犬からはじまったと言っていい。
晩年は、耳の具合が悪くなり気難しくなったが、
若い頃はいつもご機嫌で、尾を上げてリズミカルに歩いた。
通勤は一緒に歩き、帰りにはBlueさん入店OKの飲み屋も数件あった。
ちなみに三頭の中で最も肉球の香りが香ばしく、それは焼きたてのクッキーに近かった。
彼女は"Luna"とても美しい犬だ。
少し神経質で変わった性格の犬だったが、家族には忠実な犬だった。何よりシャンプーが楽だった。
そして以外に、肉球の香りは香ばしい。
Lunaは頭の回転が良く、多くの言葉を理解していた。
末っ子の"Beech"
とってもおっとりしたいい子で最も飼いやすい犬だった。
普段積極的に動くことは少ないが、おやつさえあれば、障害物競技もそれなりに頑張る。
全ての生き物に優しい。
人類が全てBeechだったら、世界は平和で幸せだろう。
肉球は普通。
三頭はいま、校庭隅のこの下で眠っているが、
不思議なもので犬たちの匂いと毛ざわりは、今でもはっきりと覚えている。