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026

ひょうたんから象へ、23年の歩み

202108.12

これは、お気に入りの財布セット(象と小象)

この動物シリーズは、犬からはじまったが、実はその前のお話がある。

23年ほど前、仕事を独立してはじめて自分の工房を持った。

それは、下町風情が残る地元のボロアパート一階の店舗部分(2.5m x 6m)ほど。

 ある日、二階に住む飲んだくれのジジイがやって来て、

「ひょうたん型の財布を作って欲しい」と言って来た。

訳を聞くと、行きつけの飲み屋「ひょうたん」の店主へプレゼントしたいらしい。

 確かこんな感じで作った。

コインケースだ。

 23年かけて、ひょうたんから象へ移り変わったが、作りや発想は特段今と変わっていない。

人間、経験と工夫を経て進歩するが、根っこの部分は変わらないだなと思った。

 

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